戻る  

狐「今からずっと、わたしがお姉ちゃんになってあげるよ」



 ID:4OnRjikV0のお話。
 姉の狐らしさ、弟が正体に気付いてない点は>>1に近いものの、
 物悲しさが消え、コミカルで明るいお話が多いのが特徴。 



132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/01(土) 20:18:18.45 ID:5FGuAdodO
姉「〜〜♪」
弟「お姉ちゃんって歌上手いね」
姉「えへへ。そう?」
弟「カラオケしに来て良かったね」
姉「うん。よかった」
弟「でもお姉ちゃんの点数、いつも50点くらいだね。おかしいな、こんなに上手いのに」
姉「点数なんてお姉ちゃんはどうでもいいよ。次は弟のばーん」
弟「よーし」
姉「ひゅーひゅー」

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/01(土) 20:35:51.34 ID:4OnRjikV0
弟「ーー♪」
姉「弟もなかなかおじょうずです」
弟「でも65点かぁ」
姉「そーだ」
弟「どうしたの?」
姉「つまり2人で歌ったら115点だね」
弟「じゃあ一緒に歌おうか」
姉「うん!」

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/01(土) 23:07:21.68 ID:4OnRjikV0
弟「そ〜っと」
姉「スピー クカー」
弟「それっ!」
姉「わ!」
バサッ
弟「うわ!なにこれ」
姉「しまった。それっ、弟はだんだん眠くなーる」
弟「お姉ちゃん何zzz」
姉「あぶないあぶない」

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/01(土) 23:26:17.19 ID:4OnRjikV0
弟「お姉ちゃん、ハイこれ」
姉「なーに?」
弟「良い匂いがする消しゴムだよ。どう?」
姉「くんくん、甘い匂いだね。美味しそう」
弟「食べられないよ」
姉「それくらい知ってるよ、お姉ちゃんなんだから」
弟「これは失礼ふかぶかおじぎ」
姉「いえいえ、こちらこそふかぶかおじぎ」

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/01(土) 23:56:44.15 ID:4OnRjikV0
姉「ねえ弟」
弟「なに、お姉ちゃん?」
姉「もし私がね」
弟「え、なに?」
姉「ううん、なんでもない」
弟「なんだよ、変なお姉ちゃん」
姉「ふふふ…」

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 00:04:57.25 ID:oKUK5aR30
弟「コンコン、お姉ちゃん朝だよ」
弟「おきてよー。入るよ?」
弟「お姉…あれ、お姉ちゃん?」
弟「僕にお姉ちゃんなんていたっけ?」
弟「なんだろう、何か大事なことを忘れている気が」
弟「変なの。まあいいや、朝ごはんにしようっと」

姉「またね弟。楽しかったよふかぶかおじぎ」

629 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 22:58:22.66 ID:oKUK5aR30
弟「お姉ちゃんやだよ、どこにも行かないで!」
姉「大丈夫、>>227ですでに鬱ENDを回避パターンを書いておいたから」

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 01:10:39.46 ID:oKUK5aR30
弟「お姉ちゃん」
姉「なーに?」
弟「僕、お姉ちゃんが大好きだよ」
姉「愛の告白だね、ふふ」
弟「お姉ちゃんの好きなお稲荷様もたくさん作るよ」
姉「うん」
弟「だからね、その、」
姉「ギュッ。分かってるよ、大丈夫だよ」
弟「お姉ちゃん」
姉「ただ、お稲荷様が少ないとお姉ちゃんは…」
弟「!」
姉「ふふ、弟かわいい」
弟「もう、一緒にいてね」
姉「うん。ずうっとね」

631 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 23:01:30.85 ID:pc2q5octO
姉「なるほど、>>227を絶対運命とすれば他の鬱endなど恐るるに足らないというわけですね、わかります。」
弟「お姉ちゃん何言ってるの?」

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 11:35:10.98 ID:oKUK5aR30
姉「ふかぶかけいれい」
弟「お姉ちゃんどうしたの?」
姉「お姉ちゃんは、お国のために命をささげるのです」
弟「え、」
姉「それー、かみかぜとつげきぃー」
弟「お姉ちゃんどこいくのー?お姉ちゃーん」

354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 11:59:37.85 ID:oKUK5aR30
姉「むー、ぶわっ!」
弟「お姉ちゃん、裸足で庭に出たら汚れるよ」
姉「お、いいところにきたな弟よ。こっちにおいで」
弟「なにしてるの?」
姉「ふふ、木の実を埋めてこうしてると、大きな木が生えてくるんだよ」
弟「えー、本当かなぁ」
姉「む、なんだその目は。お姉ちゃんを信じなさい」
弟「わかったよ。そーれ、ぶわっ!」
姉「よーし、ぶわっ!」

359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 12:06:16.63 ID:oKUK5aR30
弟「あ、お姉ちゃん」
姉「ギュッ。これ以上進んじゃダメ弟」
弟「え、なに?」
姉「お願い。言うことを聞いて」
弟「うん」
姉「あぁー。酸に足が」
弟「お姉ちゃん、また何か映画を見たんでしょ」

389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 13:40:18.52 ID:oKUK5aR30
弟「これはヨーグルト?」
姉「いいえ、それはケフィアです」


反省はしている

492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 18:48:58.51 ID:oKUK5aR30
姉「カシャン。うーん、むぅ。カシャン」
弟「お姉ちゃんどうしたの?」
姉「電気ストーブが熱いから遠ざけたら、今度は寒くなるのです」
弟「毛布の方があったかいよ」
姉「それもそうだ。さすが弟ふかぶかおじぎ」
弟「ごていねいにふかぶかおじぎ」

564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/02(日) 21:06:59.05 ID:oKUK5aR30
姉「こわいぞー、こわいぞー」
弟「お姉ちゃんどうしたの?」
姉「や、見られてしまった」
弟「なにか恐いものでも見たの?」
姉「違います。昔こうやって油揚を食べていた人がいたのです」
弟「ふーん、変なお姉ちゃん」
姉「ふふ、お月様たちが恋しいな」
弟「?」
姉「こわいぞーこわいぞー、もぐもぐ。ふふ」

980 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/03(月) 18:44:47.30 ID:QSlrWcL/0
弟「明日はテスト。かりかり勉強勉強」
姉「頑張ってるね弟。でもそこは範囲外なのです」
弟「ホントだ!どうしようどうしよう」
姉「お姉ちゃんに任せるのです」
弟「どうするの?」
姉「ふふふ」

姉「弟おはよう」
弟「おはようお姉ちゃん。あれから頑張ったけどダメでした」
姉「そんな弟にこれを授けよう」
弟「カンニングパーパー?見つかったら大変だよ」
姉「これは魔法の紙だから。でも今回だけ」
弟「わかった。ありがとうお姉ちゃん」

弟「チラチラ書き書き」
先生「こら、お前何をしている」
弟「うわ!どうしようあわわ」
先生「む、葉っぱなんか握り締めて何をしてるんだ」
弟「?」
先生「疑わしい行動は慎むように」
弟「む、僕は何をしていたんだっけ?それよりテストテスト」






狐「これからもずっと、わたしがお姉ちゃんでいてあげるよ」

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/04(火) 17:11:57.24 ID:0CDapMez0
姉「外で食べるお稲荷さんはおいしいね、もぐもふ」
弟「僕はもうお腹いっぱいだよ」
お爺さん「それでは私が頂きます。パクッ」
弟「む、おじいさんはどちら様?」
姉「!あわあわ」
お爺さん「ふむ、久しいですねお姉さん」
姉「ハイご無沙汰なのです、カチコチふかぶかおじぎ」
弟「お姉ちゃんのお知り合い?」
お爺さん「そうですね。ずっと昔に一度会ったきりですが」
姉「もぐもg、げふっ」
弟「お姉ちゃん?」
お爺さん「ふふ、あなたは立派に勤めを果たしていますよ。安心なさい」
姉「恐縮なのですふかぶかおじぎ」
お爺さん「それではまた」
弟「はい、さようならってあれ。どこにもいない」
姉「ふぅ」


大明神様意識してみた

467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/04(火) 23:55:10.92 ID:0CDapMez0
弟「最近お稲荷さんばっかりだけど全然飽きないや」
姉「ようやくお稲荷様のよさがわかってきたんだね弟」
弟「そうみたい。でもこんなに食べてたら狐になってしまいそう」
姉「何を言ってるの?弟はもともと狐です」
弟「え、ホントだひげがある。あれ、お姉ちゃんが狐に見えて…」

姉「キュッ。あ、弟おはよう」
弟「むにゃ、お姉ちゃん、なんでマジックなんて…あーっ」
姉「ふふ、かわいいからつい描いてしまいました」
弟「これって油性じゃないかー」
姉「え。」

inserted by FC2 system